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あ・・・姐さん・・・あっしはもうっ!!
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2013.01.30 
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プロローグ 3

今回の騒ぎのときにシホはすでに学校から去っていた。
富豪ヴォルデが養女にして独自の上流淑女教育をする
という名目で彼女を引き取っていた。

ある日、ヴォルデがアミスの学校にやってきた。
「ヴォルデ様!お久しぶりです!」ヴォルデを見つけると
駆け寄り丁寧に挨拶をするシホ。
「おおシホ、一段と美しくなったな。」笑顔で返すヴォルデ。
「そ、そんなことはありませんっ」赤くなりうつむくシホ。

シホを見つめるヴォルデの目が以前と違っていることに
シホは気づかなかった。


その後ヴォルデとアミスは学校の事務室で話し合いをしていた。

「そ、そんなお申し出は承服しかねますっ!」
慌てながらそう言い返すアミス。

「アミス先生、これはシホにとっても学校にとっても良いことなんだよ?」
穏やかながら威圧感のある声で切り返すヴォルデ。
「シホはこの学校の生徒でも一番の優秀さだ。他の幼いアルマたちと
同列の教育をしていては彼女の才能を伸ばすことはできない。
私に預けてもっと高等な教育を施すべきだ。」

「しかし・・・・」 
確かに理のある話だった。シホは物覚えも速く、賢い娘だった。
穏やかで優しく、他のアルマたちの世話もしっかりする優等生だった。
すでに人間社会に溶け込むための教育にアミスが教えることは無かった。

容姿も他のアルマたちより大人びて、最近はますます美しく成長している。
デスが言っていた「アルマの姿形は魂=精神の成長具合に関係しているようだ。」
というのは正しいことなのかもしれない。

だからこそ、そんなシホが学校から去ることは他のアルマたちに
与える影響が大きい。アミスは即答できなかった。

「もともとシホはワシの息子の嫁にするはずだった。
例の件でご破算にはなったが順番が変わったとはいえ
ワシの娘になるのは何らおかしいことではない。」
畳み掛けるヴォルデ。

「それにワシの財力があれば、シホに高等な教育を施し、
立派な淑女に育て上げることができる。時間を無駄にすることはないだろう?」

うつむき黙り込むアミス。

ヴォルデは押し殺した声で呟く。

「アミス先生・・・ワシがお願いをしてるんだよ。
この学校の運営資金を出し、アクロポリス評議員として許認可申請にも
便宜を図ってきたこのワシが・・・・」

その言葉にビクッっとなるアミス。
一種の脅迫に近いものがあるが、それが事実なのは確かだった。

教育に対して情熱があるとはいえ、社会の厳しい現実に揉まれるには
アミスはまだ若かった。 



シホが事務室に呼ばれたのはそれからすぐ後だった。

「ということで、シホはワシの養女として我が家にくることになった。良いね?」
突然の話に言葉がないシホ。アミスは険しい顔でうつむいているだけだった。

「・・・アミス先生・・・私・・・」戸惑いながらアミスに訴えかけるシホ。

「だ、大丈夫よ、シホちゃんならしっかり出来るわ。
もう私が教えることは何も無いもの。」
明らかに作り笑顔で切り返すアミス。                                                                                      

もともとアクロポリスに来たときにヴォルデに拾われ、
一時は彼の息子と結婚することに同意していたシホに断る理由はなかった。
ヴォルデに恩義を感じているし、決して悪い人ではないと思っていた。

「分かりました・・・・ただひとつお願いを聞いていただけますか?ヴォルデ様。」

「何だね?」

「お時間があるときにはこの学校に来てもよろしいでしょうか?」

「ああ、ここはお前の母校だ。いつでも遊びに来るといい。」

ヴォルデに連れられ、学校をあとにするシホ。
他のアルマたちが騒がないように「お出かけ」ということにしていた。

「さぁ、行こうかシホ」腰に手を回すヴォルデ。
その手が触れた瞬間、ビクッっとなるシホ。
何故なのか自分でも分からないが、何かねっとりしたものが
絡みつく気持ちがした。

彼女らが飛空庭から降りる間際、アルバイトの準備から帰ってきたデスと
オトメがすれ違った。

「おや?シホはどこにいくのかね?」問いかけるデス。
「あ、いえ、ヴォルデ様とちょっとお出かけに・・・・」
躊躇いがちに答えるシホ。

「・・・・・・・・」 デスは黙って二人を見送った。
その目つきはいつにも増して鋭いものだった。
「デス・・・どうしました?」雰囲気に気がついたオトメが声をかける。

「あの男・・・ヴォルデとか言うやつの魂の色がな・・・・」低く呟くデス。

「・・・・オトメ、時間があったらホログラフを偵察に出してくれ。
あの男のところへ・・・」

「・・・・・了解しました。」

アップタウンの雑踏に消えていくシホをデスは見つめ続けていた。

2013.01.23 
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プロローグ    2

「み、みんな~っ ダメだよぉおおおっ」
アミスの学校から出ようとするアルマたちをヘタレー(杏)が慌てて引き止める。

バウが行方不明になって一夜が開けた。
パニックになるアミスをみんなで何とかなだめ、
夜明けとともに混成騎士団に捜索願いを出すためにアミスは出かけていった。

「先生が帰ってくるまで学校にいなさいって言われてるんだからぁ;;;」
ヘタレーがあたふたしながら説得する。

「混成騎士団の捜索なんて待ってたら日が暮れちゃうわ!」
ダークフェザーはムクレ顔で言う。
「・・・バウちゃんが心配です。早くみんなで見つけに行かないと・・・」
今にも泣きそうな声でシャボタンがつぶやく。
「だからみんなでバウちゃんを探しに行くのじゃーっ」
能天気なローキーが煽る。

『ああ~なんでこういうときにボク一人だけ留守番なんだよぉ・・・』
姉妹のネコマタたちや守護魔は「クエスト報酬3倍キャンペーン」で
それぞれの主人と一緒に狩りに出かけていた。
『せめて冷静なデスさんやオトメさんがいれば・・・・』

デスとオトメは学校の経営を助けるための「新しいアルバイト」とやらの準備で出かけていた。

「心配しなくてもこのミニー様がいれば何も問題ないわっ!」
「わたしもいることをわすれるな~っ」
「・・・・・・・・・・わたしもいます・・・・」
「おやつは何をもって行きますか~~?」
他のアルマはそれぞれ好き勝手に騒いでいる。
はしゃいでいるといったほうが良い雰囲気だ。

「だからダメだってばぁ;;;」涙目になる杏。
「じゃぁヘタレーが一人で探しに行ってくれるんですかね?」
バルルが睨み付けながらにじり寄る。
「あうぅううううう;;;」言葉に詰まる杏。
「ヘタレは一人で留守番してればいーんですよっ」

「大丈夫、私たちには強い絆と友情があるのよ!ね、ウィリードゥ?」
ダークフェザーは自信満々に無根拠な話をする。

「さぁ早く出発するのじゃーっ!」
「バウちゃん・・・(涙)」
「いっくよー!」
「まかせろー!」
「・・・・・・・・」
「おやつはりんごとバナナとチョコレイトと・・・」
もはやヘタレーのことなどおかまいなしに学校から出て行くアルマたち。

涙目のヘタレーだけが学校に残された。


探しに出たものの、何の当ても無い状況でウロウロするだけのアルマたち。

「で、どこに行けば良いのじゃ?」
「ミニーに聞かれてもわかんないですよー」
「バウちゃん・・・(涙)」
「・・・・・・・・・(オドオド)」
「とりあえず火つけるかー?」
「ダメに決まってるですよっ」
「おやつはまだですかー?」

まったく統制感がない。

「とりあえずダウンタウンに行ったことは確かだから
ダウンタウンで聞き込みをしましょう。」
なんとかまともなダークフェザーが先導して一行はダウンタウンへと向かう。

夕方近くになり、人ごみも多くなったダウンタウンで、バウのことを聞き込みするものの
たいした話は聞くことは出来なかった。

途方にくれるアルマたちに一人の男が近づく。
「君たち、アミス先生の学校の生徒さんだね。どうしたんだい?
え?友達を探している?ああ、小さい犬耳の娘ね、おじさん知ってるよ。」

「バウちゃんを知ってるんですか!(嬉)」
「手がかりが見つかったのじゃー!」
「ほらミニー様がいれば無問題だって言ったじゃない!」

初めての手がかりに沸くアルマたち。

「どこで見たのか教えて頂戴!」せかすダークフェザー。
「ああ、こんな通りで話すのはアレだから、おじさんのうちに来ないか?
すぐそこだから。寒いしお茶でも飲んでいって。」

「お茶菓子あるですかーっ」ぺペンの目が星になる。
何の疑いも無く一行は男についていく。
自分たちが多人数ということもあってアルマたちは何の警戒心も持っていなかった。

「ちょっと待っててね。お茶とお菓子でも食べてて。」
男の家に招かれたアルマたちは歩き疲れていたこともあって
出されたお茶とお菓子にかぶりつく。

隣の部屋では男が電話で話をしていた。
「・・・・例の連中をこっちに。ああ、手筈通りにゲットした。大漁だ。」
ニヤリと笑う男。

電話を済ませて部屋に戻ると、すでにアルマたちは全員テーブルに突っ伏していた。
床に寝転がっているものもいる。

「特製睡眠薬の効き目は抜群だな。」薄ら嗤いを浮かべる男。
ドアが開き、別の男たちがドヤドヤと入ってくる。
「計画通りだ。好きな娘を連れて行ってたっぷりと塗り込んでやれ。」

ニヤケ顔で頷く男たちは軽々と少女たちを抱き上げ、それぞれの部屋に運んでいった。

2013.01.21 
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「わうぅう・・・迷っちゃったですぅ」
ダウンタウンの道端でしゃがみこむバウ。
アミス先生に頼まれたお使いだったが、貰った地図を見てもさっぱりわからない。
「もうお腹すいて歩けないですよぅ・・・」3時のおやつの時間も過ぎてお腹がぐーぐー言い始める。

「どうしたんだねお嬢ちゃん」男が声をかける。一瞬身じろぐバウだったが、温和そうな笑顔に警戒心も和らぐ。
「あのあの、アミス先生にお使いを頼まれたんですが、道に迷ってしまったです・・・」
「どれどれ、地図を見せてごらん・・・ああここなら知っているよ。それにアミス先生とは知り合いなんだ。
アップタウンに新しくできた学校の先生だね。君はそこの生徒さんかい?」
「はい!そうです!アミス先生知ってるですか!」アミスの知り合いと聞いて、完全に警戒心を解くバウ。
「そうだよ。じゃあ目的地まで送ってあげよう。一緒においで」

「おぢさん、ありがとうございます!わうわう!」目的地に送ってもらい、お使いを済ませて意気揚々のバウ。
とたんにお腹の虫がグーっとなる。「おやおや、お腹がすいてるのかい。どうだね、おいしいシチューがあるから
おじさんのうちに来ないか?」「ふぇ・・・シチューですか・・・じゅるり」聞いただけでたまらなく涎がたれてくる。

『アミス先生は知らない人に着いていっちゃいけないって言ってたけど、おぢさんはアミス先生を知ってるっていうから
知らないおぢさんじゃないよね・・・じゃあ行っていいですっ!』バウの純粋ながらも少し足りない思考回路は
そう結論付ける。

「じゃぁちょっとだけ食べていきますわうわう!」無邪気に答えるバウににっこり笑いかけたその男の口元が
少しだけ歪んでいたことをバウは気がつかなかった。

「ごちそうさまでしたー!おいしかったですわうわう!」男の家で出されたシチューをぺろりとたいらげ、
ニコニコしながらバウははしゃぐ。

「いやぁ小さいのにいい食べっぷりだね。・・・そんなに食べたら大人でも大変なことになるよ・・・」
男の言っていることの意味が分からず一瞬首をかしげるバウだったが、食欲が満たされたらもう用はないとばかりに
立ち上がり挨拶をして家を出ようとした 

  瞬間   「ふぇ・・・・?」急に腰の力が抜けペタンと床に座り込むバウ。
足元に生暖かいものが滲み出る。「ふぇ?ふぇ?」何が起こったのか理解できず混乱するバウ。
足に力が入らず立ち上がることができない。

「ああ、お漏らししてしまったね・・・いけない娘だ。」
男はさっきまでとはまったく違う薄ら嗤いを浮かべ、バウに近づく。

「そりゃあれだけ盛った薬入りのシチューを平らげたらそうなるわな。」そう言うとバウの肩にぽんと手をかける。
「んひぃいいっ!」一瞬電気が走ったようになるバウ。今まで感じたことのない感覚にさらに混乱する。
男は表情も口調も変わっていた。「ガキでもきっちり出来上がっちまう特製の薬だからな。
これだけでもイッちまうんじゃないのか?」

「ひっ!ひっ!んひぃ!」肩を軽く揉み込まれるだけで痺れるような感覚が全身を突き抜ける。
体が熱く火照り、お漏らしとは別の何かねっとりしたものが湧き出てくるのを感じる。

「ふぇええ・・・何これ・・・体がヘンです・・・・わぅうう」怯えるように震えるバウ。
男はニヤリと嗤うとバウを抱き上げ、お姫様抱っこの状態で歩き出す。

「さて・・・これからたっぷり教えてやるからな・・・」

言葉の意味を理解できず怯えた目で男を見上げるバウ。男はそのままバウを抱いて隣室に入り、扉を閉める。



鍵の閉まる音が部屋に響いた。

2013.01.21 
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